PROCESS ── STEP 0 〜 11

12週間で、何をするのか。
すべてを開示します。

全12回×120分のオンラインセッションを軸に、「定める/知る/読む/統合/決める/行う」の6フェーズ、STEP0〜11で進みます。各STEPについて、目的・実際に行うこと・その回で残るもの・経営者にご準備いただくことを記載しています。

期間約12週間(STEP11以降も継続)
セッション全12回 × 120分
経営者の実働目安週2〜3時間
成果物経営統合図・羅針盤4・地図4
STEP 0 問いを定める PHASE 1 定める / Week 1 / 全1回

最初に決めるのは、答えではなく問いです。12週間をかけて何を明らかにするのか、その一文を経営者とともに定めます。ここが曖昧なままでは、以降の調査も対話も焦点を結びません。

この回で行うこと 初回対話(現在地と問題意識の共有)/事前調査(公開情報・資料の読み込み)/案件適合判定/初期仮説の提示/探究テーマの設定
残るもの 12週間の探究テーマ(問いの一文)/初期仮説メモ/全体スケジュールと役割分担表

ご準備いただくもの:直近3期の決算資料、既存の事業計画・経営理念(あるもののみ)。

STEP 1 経営者を知る PHASE 2 知る / Week 2〜3 / 全2回

企業の判断には、経営者の人生が織り込まれています。何を選び、何を選ばなかったのか。その履歴をたどることで、言葉になっていない判断基準が輪郭を持ちます。

この回で行うこと 人生史対話(生育環境から現在まで)/転換点の特定/重要判断の振り返り/意味ある場所への訪問(ご希望に応じて)
残るもの 経営者史の年表/転換点と判断基準の一覧(Origin Map の素材)

ご準備いただくもの:特にありません。事前資料より、その場の対話を重視します。

STEP 2 企業を知る PHASE 2 知る / Week 3〜5 / 全2回+現地調査

経営者から見た会社と、社員・顧客から見た会社は、しばしば異なります。その差そのものが重要な情報です。ここは主に弊社側で進める調査パートで、経営者のご負担は少なくなります。

この回で行うこと 社員・顧客インタビュー/現場観察/会議の観察/商品・サービスの体験/数字と制度の確認
残るもの インタビュー分析レポート/経営者の認識と現場の認識のギャップ一覧

ご準備いただくもの:インタビュー対象者(社員3〜5名、可能であれば顧客2〜3社)のご紹介と日程調整。

STEP 3 時間を読む PHASE 3 読む / Week 4〜5 / 全1回

いまの経営課題の多くは、過去のどこかで下された判断の帰結です。企業史・経営者史・社会史を同じ年表に重ね、企業が「時代の何に応えて」生き延びてきたのかを読み解きます。

この回で行うこと 企業史・経営者史・社会史の三層年表の作成/転換点・危機・断絶の特定/社史や古い資料の史料調査
残るもの 三層年表(Origin Map の中核)/危機と克服のパターン一覧

ご準備いただくもの:社史、創業者の記録、古い会社案内・写真など(残っているもののみ)。

STEP 4 木目を読む PHASE 3 読む / Week 6 / 全1回

環境が変わっても変わらなかったもの、繰り返し現れるパターン。それがその企業の「木目」であり、無理なく伸びる方向を示します。逆らう成長戦略は、たいてい長続きしません。

この回で行うこと 不変要素の抽出/反復パターンの分析/能力の分解(何が本当の強みか)/資産の棚卸し/成功・失敗・危機の要因分析
残るもの 企業DNA記述/能力・資産の棚卸表(Identity Map の素材)

ご準備いただくもの:主要事業の沿革、過去の撤退・失敗事例の情報。

STEP 5 関係を読む PHASE 3 読む / Week 5〜7 / 全1回+関係者調査

企業は単体で存在しません。顧客・取引先・従業員・地域との間で、何を与え何を得ているのか。その循環と依存関係を図にすることで、変えられる関係と変えられない関係が見えてきます。

この回で行うこと 企業生態系の図示/Give と Get の整理/価値循環の分析/依存関係の特定/関係者インタビュー/地域観察
残るもの Ecosystem Map(企業生態系図)/依存とリスクの所在一覧

ご準備いただくもの:主要取引先・仕入先の一覧、売上構成比。

STEP 6 社会と未来を読む PHASE 3 読む / Week 7 / 全1回

未来予測と、未来への意思は別のものです。「そうなるだろう」と「そうしたい」を混ぜたまま計画を立てると、判断がぶれます。ここでは両者を明確に分けて扱います。

この回で行うこと 社会・地域・業界・技術の調査/複数シナリオの作成/「未来予想」と「未来意思」の分離
残るもの World Map(社会と時代の見取り図)/シナリオ3案

ご準備いただくもの:業界団体資料、直近の市場動向に関する社内資料(あるもののみ)。

STEP 7 相対化し、可能性を広げる PHASE 3 読む / Week 8 / 全1回

人文コンサルの中核となる回です。当たり前だと思っていた経営の前提を、歴史上の事例や他の文化・制度と並べて相対化します。前提が動くと、選択肢の数が変わります。

この回で行うこと 歴史ケースの検討/制度比較/哲学対話/前提の棚卸し/異業種・異文化の事例理解
残るもの 前提リストと、その組み替え案/新たに見出された選択肢

ご準備いただくもの:特にありません。対話に集中していただく回です。

STEP 8 統合する PHASE 4 統合 / Week 9 / 全1回

経営者・企業・社会という三者の読み解きを、一枚に統合します。ここで浮かび上がる不調和や矛盾こそが、次の経営判断の焦点になります。経営統合図の初版が生まれる回です。

この回で行うこと 三者統合/不調和・矛盾の分析/企業能力と社会Needの突き合わせ/未来仮説の作成
残るもの 経営統合図 初版(Master Vision)/未来仮説3案

ご準備いただくもの:特にありません。STEP1〜7の成果をこちらで統合してご提示します。

STEP 9 未来を構想し、吟味する PHASE 5 決める / Week 10 / 全1回

構想は、称賛ではなく吟味を必要とします。できること・やりたいこと・求められていること・すべきことの四つで検証し、あえて失敗するシナリオも先に書き出します。

この回で行うこと Can / Will / Need / Should の四面検証/プレモーテム(先回りの失敗分析)/能力ギャップの特定/何を失うかの分析
残るもの 吟味済みの未来構想/能力ギャップ一覧とリスク台帳

ご準備いただくもの:投資余力・人員計画の前提となる数値。

STEP 10 意思決定する PHASE 5 決める / Week 11 / 全1回

決めるのは経営者です。ここでは、始めることと同じ重さで「やめること」を決めます。そして90日・1年・3年の時間軸に落とし込み、判断を実行可能なかたちにします。

この回で行うこと 最終比較/Start と Stop の決定/資源配分の設計/90日・1年・3年への落とし込み
残るもの 4つの羅針盤(Future Compass)/経営統合図 完成版/90日アクションプラン

ご準備いただくもの:意思決定に同席が必要な経営陣の日程(ご希望に応じて)。

STEP 11 実践・検証・更新する PHASE 6 行う / Week 12〜 / 継続

羅針盤は、使いながら精度が上がります。90日・6か月・12か月・24か月のレビューで、決めたことと現実のずれを確認し、仮説を更新していきます。12週間は終わりではなく、起点です。

この回で行うこと リフレクション/実装支援/90日・6・12・24か月レビュー/仮説の更新
残るもの レビュー記録/更新された羅針盤と統合図

この段階以降は、人文組織設計/人文事業変革/人文新規事業開発への展開もご相談いただけます。

NOTES

進め方について、
あらかじめお伝えしていること

日程は調整できます 週1回を基本としますが、隔週化して全体を16〜18週に延ばす進め方も可能です。経営の繁忙期は前もってご相談ください。
順序は固定ではありません STEP0で定めた問いに応じて、重点を置くSTEPと簡略化するSTEPを設計します。全12回という総量は変わりません。

まずは、経営の現在地を言葉にするところから。

明確な課題がなくても構いません。無料相談もお受けしています。